四季折々の表情が彩る日本には、伝統に培われた食文化や新しい技術によって生まれる味わいが各地にあふれています。

「ごはん暦」は、国産の安心と安全性で大切に作られた日本各地の
“おいしい”に隠された物語をご紹介します!

目次

JA全農あきた

*米どころ秋田の話題の新品種「サキホコレ」が本格デビュー

*土壌選びから管理、出荷まで徹底したこだわりの品質

*あきたこまちの次世代のブランドへ期待高まる



三州三河みりん 

*夏の疲れを癒やす しみじみおいしい秋のほっこりおかず「鶏手羽先とさつま芋の旨煮」

*藤井恵さんが薦めるみりん使いテクニックでワンランクアップ



JA全農あきた ・ JA秋田ふるさと

米どころ秋田のうわさの新品種「サキホコレ」
いよいよ本格デビュー

食味に徹底的にこだわって開発した秋田県の最上位新品種「サキホコレ」が、この秋本格デビューを迎えます。
 白さとつやが際立ち、粒感のあるふっくらした食感にかむほどに広がる上品な甘味と香り。舌の肥えた日本人が満足するおいしさを追求し、ブランド米競争の中で米どころの名を轟かせる品種が生まれました。

あきたこまちの収穫が真っ盛りを
迎えた横手市平鹿地区の田んぼ

     土壌選びから管理、出荷まで徹底したこだわりの品質

気候風土に恵まれた秋田県は、先人からの営農技術を受け継ぐ日本を代表する米産地。
中でも県南に位置する横手市平鹿地区は、県内有数の産地です。
「あきたこまち」を長年栽培し、「サキホコレ」の生産を手懸ける
JA秋田ふるさと秋田ブランド米栽培研究会会長の柴田康孝さんを訪ねました。
「サキホコレ」は、県の定める栽培にふさわしい土壌や気象条件をクリアした地域だけで栽培し、使用する肥料や農薬の量などを厳格な栽培管理のできる技術を持った生産者だけで栽培されます。昨年の試作を経て、今年本格的に栽培を始めた柴田さんは「収量を増やすのではなく、高品質な米づくり目指してきました」と力を込めます。さらに一定基準の品質をクリアした米だけを出荷するこだわりを貫き、心待ちにした実りの時期を迎えました。

左からJ A秋田ふるさとの髙橋さん、柴田会長と息子の隼人さん

鳥海山も望める雄大な景色の中に黄金色の
稲穂がたわわに実る横手市の田んぼ

      あきたこまちの次世代のブランドへ期待高まる

 JA秋田ふるさとの営農経済部米穀課の髙橋耕平さんは「今年の6月は低温、8月は雨と日照不足が心配されましたが、生産者の努力が実り、両品種とも高品質の米が穫れました」と自信を深めます。

柴田さんは「甘みが強く、ふっくらした食感のサキホコレ。あきたこまちに次ぐ新ブランドとして秋田県が自信を持ってお奨めするおいしいお米です」と話します。

収穫期を迎えた横手市平鹿地区

米どころ秋田の傑作「サキホコレ」。新米は10月29日から順次販売開始

今回ご紹介した秋田県横手市で栽培されたあきたこまち
「秋田県横手のお米あきたこまち」

「横手のお米あきたこまち」はアピタ、ピアゴ、ドンキホーテUNYで販売。
一部取り扱いのない店舗があるのでご確認ください。 

JA全農あきた

パールライス課 T E L 018−845-8000
秋田のお米についての詳しい情報はボタンをクリックしてください。

三州三河みりん

夏の疲れを癒やす
しみじみおいしい秋のほっこりおかず

少しずつ暑さが和らぎ、いよいよ食欲の秋の到来です。
料理研究家の藤井恵さんが、旬を迎えるさつま芋と手羽先で作る秋らしいおかずを紹介します。
みりん効果でつやつやの出来上がり。さつま芋もほっくり煮えた秋らしいごちそう

みりんの驚きの効果で日々の料理をもっとおいしく
藤井恵さんが薦めるみりん使いテクニックでワンランクアップ

 煮物といえば、砂糖を加えることが多いですが、今回の煮物は三州三河みりんの甘みだけで作りました。

藤井さんは「みりんだけの方が、砂糖を加えるより上品な甘さとコクが出ます」と驚きの仕上がりに。煮込み時間は15分ほどですが、手羽先は骨からほろっと外れるほど柔らかでさつま芋にもしっかりとうま味が含んでいます。

 藤井さんはみりんの使い方について「味を浸透させたい時は最初に加えて、つやのある照りを出したい時は、最後に加えて」と加えるタイミングの使い分けを薦めます。

 三州三河みりんは、国産のもち米と米こうじ、焼酎だけで仕込んだ自然の調味料。素材のうまみを引き出し、味を含みやすくする“おいしさのラッピング効果”で料理をもっとおいしく、ワンランク格上げしてくれます。

自家精米した国産のもち米を使って昔ながらの変わらぬ製法
もち米のうま味をそのままに。自然素材だけで作る魔法の調味料「三州三河みりん」
藤井恵さんの三州三河みりんレシピ
鶏手羽先とさつま芋の旨煮

材料(2人分)

手羽先        6本
A
しょうゆ       小さじ1/2
酒          小さじ1/2
さつまいも      1本(約300g)
長ネギ        1/2本 
しょうが       1片

B
しょうゆ       大さじ1と1/2
三州三河みりん    大さじ1と1/2
酒          大さじ1と1/2

水          1カップ
サラダ油       大さじ1/2

作り方

1.手羽先は軟骨から切り取り、裏側から骨に沿って切り込みを入れ、Aをからめておく。

2.さつま芋はよく洗い、皮がついたまま大きめの乱切りにし、水に20分ほどさらしておく。
   長ネギは4cmのぶつ切り、しょうがは薄切り。

3.フライパンを熱し、①の手羽先をこんがり色がつくまで両面を焼く。

4.水気をふいたさつま芋と長ネギ、しょうがを入れ、全体に油が回るまで炒める。

5.水とBを入れ、ふたをして15−20分間、ほとんど水気がなくなるまで煮込む。
POINT

具材は調味する前にしっかりと油にからめて。
みりんとの相乗効果で、より照りが出て、こくが増します。


藤井 恵さん


料理研究家・管理栄養士。

大学在学中からテレビ番組の料理アシスタントを務める。
TV番組NHKきょうの料理、NHKあさイチ、日テレ系列ヒルナンデス、2003年〜2021年までキユーピー3分クッキングに出演。
毎日の献立作りに役立つ「藤井食堂」をYoutubeで配信。

藤井恵公式Youtube チャンネル「藤井食堂」
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株式会社 角谷文治郎商店

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TEL 0566ー41ー0748
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