四季折々の表情が彩る日本には、伝統に培われた食文化や新しい技術によって生まれる味わいが各地にあふれています。

「ごはん暦」は、国産の安心と安全性で大切に作られた日本各地の“おいしい”に隠された物語をご紹介します!

目次

JA全農あきた

*資源循環型農業で育てる「淡雪こまち」と「あきたこまち」

*丹精して育てた自慢の米。家庭でじっくり味わって

三州三河みりん 

*みりんが素材のおいしさを引き出す

*牛肉と野菜で作る 韓国風焼肉


JA全農あきた ・ JAかづの

資源循環型農業で育てる
「淡雪こまち」と「あきたこまち」


秋田県北部、鹿角市は、4万ヘクタールの原生林が広がる十和田八幡平国立公園に囲まれ、八幡平を源流とする米代川上流から注ぐミネラル豊富な水で育てる「あきたこまち」の産地として知られています。

清流と豊かな大地で米づくりに
最適な環境に恵まれた鹿角市
管内養豚施設の堆肥を活用した資源循環型農業を実践している鹿角で、10年以上前から知る人ぞ知る人気の直播栽培による「淡雪こまち」を手掛けています。アミロース含有量が低いために粘りが強く、冷めても固くならないのが特長で、玄米のまま炊いてももちもちで、舌の超えた地元の人たちからも評判を呼んでいます。

玄米でもふっくらもちもち食感の淡雪こまち

冷めてももちもち食感が持続する淡雪こまちは

お弁当にやおにぎりにもおすすめ。

丹精して育てた自慢の米。家庭でじっくり味わって


鹿角市瀬田石地区で「あきたこまち」と「淡雪こまち」を10年以上栽培している生産者、石垣一裕さんは、品質が高く、直播ができる省力化と出穂期に高温時期を避けられるため「淡雪こまち」の栽培を始めました。水を抜くと雑草が生え、常に雑草対策が欠かせず、手を掛けて育てていて「直播して3週間ぐらいで普通の苗ぐらいに成長しますが、特に根のはりと良くするために一度水を抜くなどの管理がかかせません」と話します。

JAかづのの営農指導員の田中雄也さんは「昨年は収量、品質ともに良い米が穫れました」と自信を持っていて「昼夜の温度差があり、水量も豊富なこの鹿角は米作りに最適な環境。

鹿角の淡雪こまち、あきたこまちをぜひ東海地区の皆様にも食べていただきたい」と強調します。

JAかづのの田中さん(左)と生産者の石垣さん

播種作業直後の田んぼ

まわりに酸素供給剤をコーティングした直播用のもみ

整備された用水路に流れる米代川上流の豊富な水

「淡雪こまち」のお求めはJA全農あきたのインターネットショッピングサイト「おらほの逸品館」でどうぞ。


今回ご紹介した秋田県鹿角市で
栽培されたあきたこまち
「秋田県鹿角のお米あきたこまち」

「鹿角のお米あきたこまち」は
アピタ・ピアゴ・ドンキホーテUNYで販売
(一部取り扱いのない店舗があるのでご確認ください。)
「鹿角のお米あきたこまち」は
アピタ・ピアゴ・ドンキホーテUNYで販売
(一部取り扱いのない店舗があるのでご確認ください。)

JA全農あきた

パールライス課 T E L 018−845-8000
秋田のお米についての詳しい情報はボタンをクリックしてください。

三州三河みりん

みりんが素材のおいしさを引き出す

国産のもち米と米こうじ、焼酎だけで醸造した三州三河みりんは、三河の豊かな風土の元でじっくり時間をかけてはぐくまれる自然の調味料。もち米のうまみや上品な甘さがそのまま生きているみりんは、料理に照りやこくを与えるだけでなく、素材のおいしさを引き出し、まろやかに仕上げます。

もち米と米こうじ、米焼酎だけをじっくりと熟成。200年以上の歴史と三河の風土が生み出す三州三河みりん
自家精米した国産のもち米を使って昔ながらの変わらぬ製法

独特の甘さを生かし、手軽な韓国料理にアレンジしてくれたのは、料理研究家の藤井恵さん。
みりんとしょうゆなどに牛肉をまぶして、細切りにした野菜と一緒にさっと炒めるだけ。
ごはんと一緒に、また葉野菜で包めば食欲がモリモリとわいてきます。

「韓国では、水あめや砂糖で甘みをつけることが多いですが、みりんだと甘さが優しく、ぐっとおいしくなることが再認識できました」と藤井さん。
赤身の牛肉には鉄分が含まれ、野菜に含まれるベータカロテンやビタミンCによって腸内の環境を整えて美肌効果や自律神経の調整、ダイエットにもつながる「腸活」にも効果的です。

みりんの上品な甘さであっさり仕上がるプルコギ。
夏を前にバランスの良い料理で体調を整えて。




牛肉と野菜で作る 韓国風焼肉

材料(2人分)

牛切り落とし肉  200g
A
しょうゆ       大さじ2
三州三河みりん    大さじ2
おろしニンニク    小さじ1
ごま油        大さじ1
すり白ごま      大さじ2

・ニンジン      1/2本 
・玉ねぎ       1/2個 
・生しいたけ     4枚  
・ニラ        1束
・サンチュ、青じそ、エゴマの葉などの葉野菜  適量

作り方

1.  ニンジンは細切り、玉ねぎと生しいたけは薄切り、ニラは5〜6cm長さに切る。

2.  フライパンにAを入れ、混ぜてから肉を加え、まぶす。
     上に玉ねぎ、ニンジン、生しいたけ、ニラの順にのせ、ふたをし火にかける。

3.  蒸気が出てきたらふたを取り、混ぜながら火を通す。

4.  皿に盛り付け、葉野菜にのせ、包んだり、ご飯ものせて一緒に食べる。
POINT
フライパンにもみだれを入れて、牛肉を混ぜてから野菜をふんわり乗せて。
レンジで作る場合は、耐熱容器の上に肉と野菜をのせ、
ラップをふんわりかけ電子レンジ600Wで6分加熱、
そのまま2分蒸らして。

藤井 恵さん


料理研究家・管理栄養士。

大学在学中からテレビ番組の料理アシスタントを務める。
TV番組NHKきょうの料理、NHKあさイチ、日テレ系列ヒルナンデス、2003年〜2021年までキユーピー3分クッキングに出演。
毎日の献立作りに役立つ「藤井食堂」をYoutubeで配信。

藤井恵公式Youtube チャンネル「藤井食堂」
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株式会社 角谷文治郎商店

素材の風味を引き出す 三州三河みりん
ー伝統製法を守り、長期熟成ー
純もち米仕込み「三州三河みりん」 700ml 1,122円(税込)

TEL 0566ー41ー0748
www.mikawamirin.jp/