四季折々の表情が彩る日本には、伝統に培われた食文化や新しい技術によって生まれる味わいが各地にあふれています。

「ごはん暦」は、国産の安心と安全性で大切に作られた日本各地の“おいしい”に隠された物語をご紹介します!

目次

JA全農あきた
*最優秀賞の「あきたこまち」が育つJ A秋田なまはげの上新城地区へ
*一等米比率を高める栽培への取り組み

三州三河みりん」 
*料理の悩みは、うま味の宝庫・みりんで解決
*みりんの効果を最大限発揮する手軽なトマトソース


JA全農あきた ・ JA秋田なまはげ

最優秀賞の「あきたこまち」が育つ
J A秋田なまはげの上新城地区へ

県内有数の穀倉地帯として知られる秋田市北部、JA秋田なまはげ管内の上新城地区。寒暖差が大きく、清流と名高い新城川が流れ、田んぼにはタニシ、夏にはホタルが飛び交う豊かな自然環境が守られています。

おいしい「あきたこまち」を追求するため土壌改良剤で土づくりを徹底し、砕けた米やくず米を取り除いて整粒歩合を高め、品質の向上に取り組んできました。

さらに同県では、令和4年に新ブランド「サキホコレ」のデビューも控え、米どころの名に賭けた生産者たちの新たな挑戦が始まっています。

県内有数の穀倉地帯 秋田市北部の上新城地区
一等米比率を高める栽培への取り組み


17年間にわたって水稲栽培と秋田牛を飼育する生産者の佐藤稔さんは、飼育する秋田牛の牛糞堆肥を施用した土づくりに力を入れています。
また植え付け本数を削減して稲を大きく育てることで、収穫量よりも食味向上を優先して栽培。令和2年度は「美味しい米コンクール」の品質あきたこまちの部で最優秀賞に輝きました。
昨年は梅雨時期が長く、8月には30度を超える日が2週間以上続き、栽培管理の難しい年でしたが、水管理を徹底したことでJA管内の一等米比率が90%以上を達成し、食味や品質ともに最高の米が収穫できました。
秋田で誕生して37年。農家のたゆまぬ探求が「あきたこまち」のおいしさを進化させ続けています。
なだらかな山に囲まれ、寒暖差の大きい米作りに最適な上新城地区の風景
J A秋田なまはげ男鹿地区営農センターのセンター長補佐の清水誠さん(左)と米作りに取り組む佐藤さん夫婦
自信を持ってお勧め。
例年以上の出来栄えの
「あきたこまち」

J A秋田ふるさとの営農経済部米穀課の粕加屋永二さんも出来栄えについて「順調に生育した年になり、全体的に粒が大きめの良質な米が収穫できました」と太鼓判を推します。

「今年もいいお米ができました。うめがら食ってけれなー」と自信たっぷりに話しています。

秋田県上新城地区産の「あきたこまち」

JA全農あきた

米穀販売課 T E L 018−845-8040
秋田のお米についての詳しい情報はボタンをクリックしてください。

三州三河みりん

「三州三河みりん」料理の悩みは、
うま味の宝庫・みりんで解決

もち米と米こうじ、米焼酎だけをじっくり時間を重ねて醸造する三州三河みりん。常識にとらわれず日々の料理で使えば味もワンランクアップする力強い調味料です。

もち米と米こうじ、米焼酎だけをじっくりと熟成。200年以上の歴史と三河の風土が生み出す三州三河みりん
自家精米した国産のもち米を使って昔ながらの変わらぬ製法

素材特有のくせを和らげたり、味の浸透をよくして、煮崩れを防いだり。まろやかな甘味で素材や風味を引き立たせるのは、みりんならではの効果です。

「味が決まらない」と感じる時は、みりんをひとさじ加えてみると味の変化に驚くはず。


みりんの効果を最大限発揮する
手軽なトマトソース

松本先生が紹介する三州三河みりんを使ったレシピは、暑くなる季節にぴったりの冷製パスタ。ソースの中にみりんを加え、「コンソメなどを足さなくてもみりんのうま味だけで十分おいしいソースです。みりんの甘みでトマトの酸味が和らぎ、サーモンくせも抑えられます」と三州三河みりんのもつ効能を最大限に活かしました。

ニンニクのパンチとしょうゆのアクセントが効いた濃厚でさっぱりした味わいのパスタソースは、作り置きしておけば魚のソテーやサラダのドレッシングなど活用の幅も広がります。

三州三河みりんレシピ
「トマトとサーモンの冷製パスタ」

トマトとサーモンの冷製パスタ

材料(2人分)

トマト(中サイズ) 2個(160g)

サーモン(刺身用) 100g

スパゲティーニ(1.4mm)  150g

 

<パスタソース>

ニンニク(みじん切り) 2かけ分

オリーブオイル 大さじ2

A 三州三河みりん 大さじ2
 しょうゆ 大さじ1
 酢 大さじ1
 トマトピュレ 大さじ2

下準備

◆バターは室温にもどしておく。

◆Aを合わせてふるっておく。

◆くるみは刻んでおく。

◆型に合わせてオーブンシートを敷いておく。

◆オーブンを180度に予熱する。

作り方

1. トマトは8等分のくし形に切る。パスタソースのAは混ぜ合わせておく。

2. フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りがしてきたらAを加えてさっと加熱し、耐熱ボウルに入れて冷ましておく。

3. スパゲティーニは袋の表示通りにゆでて、冷水にさらしてしっかりと水気をきる。

4. 2のボウルにトマト、サーモン、3を加えてからめて器に盛る。
POINT1
あらかじめソースは作っておいて。みりんの効果でトマトの酸味が和らぎ、サーモンのくせを抑えます。

POINT2
しっかりと水気を切ったパスタをソースに和えるのがコツ。味がぼやけず、パスタとの絡みも良くなります。

松本 有美さん


「ゆーママ」としてテレビや雑誌などで活躍する料理研究家。手軽で簡単な作り置きのレシピ本は、累計66万部を突破。おしゃれなカフェ風のスタイリングが話題に。兵庫県内で「カフェMuku」はスイーツ専門店としてリニューアルオープン準備中 。

株式会社 角谷文治郎商店

素材の風味を引き出す 三州三河みりん
ー伝統製法を守り、長期熟成ー
純もち米仕込み「三州三河みりん」 700ml 1,122円(税込)

TEL 0566ー41ー0748
www.mikawamirin.jp/